ドイツ流ティーセレモニー

世界で一番紅茶を飲むドイツ・オルトフリースラントでは、独自の紅茶の楽しみ方があります。
15時。町はお茶と焼き菓子の時間です。
オストフリースラントでは、お茶は必ずポットでサービスされます。皆さんも、カップにポット、おいしい紅茶の準備はいいですか。
まず、カップにクルンチェ(氷砂糖)を入れます。写真では、2/15にご紹介した「魔法の氷砂糖」を使用しています。

熱々の紅茶を注ぎましょう。この時に、クルンチェがパチパチと音を立てるのを聞いて楽しみます。小さな音なので、心をリラックスさせて、そっと耳を澄ませて。

スプーンで生クリームを入れましょう。クリームはカップの縁にスプーンを当ててそっと落とすのがポイントです。
カップの底に落ちて浮き上がったクリームは、まるで雲のよう。ヴュルクイェ(雲)と呼ばれるそうです。

オストフリースラント式では、お茶を決してスプーンで混ぜません。
ひんやりした生クリーム、熱々のお茶、カップの底で溶け始めた甘い砂糖が、徐々に混ざりあっていく、その過程を味わいます。まだ肌寒い春の朝に、ドイツ式の紅茶で今日もリラックしてくださいね。
今回使ったのはAlthausのインペリアルアールグレイ。豊かな香りにうっとりするAlthausの紅茶は、こちらからご購入いただけます。