「アッサム」ってどんな紅茶?インド紅茶の魅力とアッサム地方の特徴とは

インドは、世界最大の紅茶原産国です。中でも「アッサム」はチャイやミクルティーでお馴染みの茶葉ですね。アッサムは砂糖やミルクを加えて飲むことが多いですが、なぜでしょうか。本記事では、インド紅茶の特徴を比較し、アッサム地方で栽培される茶葉の魅力とALTHAUSで扱うアッサムティーについて解説します。

インド紅茶の特徴とは?
インドは、世界で最大の紅茶の産地です。生産量は、2位のスリランカの3倍近い生産量を誇る国です。多くの種類の紅茶が栽培されています。インドが紅茶栽培に適している理由は、気候と土壌の条件が茶樹の生育に適しているからです。インドは標高の高い地域が多く、昼暑くて朝晩寒いという茶葉にとって必要な寒暖差があります。このため、高品質な紅茶が生産されるのです。また、年間を通じて、また季節風が吹くため茶樹に必要な適度な降雨量を確保することができます。さらに、土壌面では、河川の堆積物によって形成された肥沃な土地が広がっており、茶樹の生育に適しています。これらの気候と土壌の条件により、インドではアッサムやダージリンなどの有名な紅茶が栽培され、世界中で愛されています。中でも代表的なインドの紅茶には、以下のようなものがあります。
①ダージリン紅茶:北インドのダージリン地方で栽培される小葉種から作られる紅茶。軽やかでフルーティーな味わいが特徴で、香りも高い。ブラックで飲むのが一般的でアフタヌーンティーによく合う。
②アッサム紅茶:インドのアッサム地方で栽培されるアッサム種という茶葉から作られる紅茶。大きくて硬い茶葉で濃厚な味わいが特徴。カフェイン含有量が高く、ミルクと砂糖を加えて飲むのが一般的。
③ニルギリ紅茶:南インドのニルギリ山脈で栽培される茶葉から作られる紅茶。アッサム種や中国種、交配種が使用される。香り高くスムーズな味わいが特徴で、軽めの紅茶。アイスティーにも向いている。

アッサムティーの特徴と魅力
インド紅茶の中でも、アッサム紅茶はインドのアッサム地方で栽培されるアッサム種という茶葉から作られる紅茶で、世界的にも有名な紅茶の一つです。アッサム地方はインドの北東部に位置し、高温多湿の気候と沃土が特徴です。この地で育ったアッサム種の茶葉は、大きくて硬い茶葉で、黒い茶葉の表面には金色の芽が点在しています。
アッサム紅茶は、濃厚でマルチな味わいが特徴的です。主に朝食時に飲まれることが多く、カフェイン含有量が高いため目覚めを助ける効果もあります。また、深みのある味わいがあり、ミルクや砂糖を加えて飲むのが一般的です。
アッサム紅茶は、茶葉を発酵させる際の温度管理にも特徴があります。通常の紅茶では、発酵を促すために茶葉を発酵室に入れ、温度や湿度を調整しながら発酵を進めます。しかし、アッサム紅茶はその温度が比較的高いため、発酵室ではなく屋外の風通しのよい場所で発酵を進めます。これによって、茶葉に特有の風味や香りが引き出されるとともに、深みのある味わいが生まれるとされています。
ミルクティーにしても負けない深い味わいがアッサムの一番の特徴だと言えるでしょう。

ALTHAUSでおすすめのアッサムティーは?
ALTHAUSでは、アッサムの茶葉を使った紅茶が2種類あります。
<ゴールデン・アッサム・サンカ FTGFOP>
北インドのサンカール茶園のアッサムは、茶が均一で貴重で鮮やかなゴールデンチップを含み、上品で滑らかな優しい味わいと強いモルトの香り、ほのかなチョコレートの香りを楽しめます。この最高級で貴重な茶葉で作るミルクティーは、他のどのミルクティーより柔らかい口当たりでエレガントな香りを楽しむことができます。
<アッサム・メレン・GFBOP>
北インドの歴史あるメレン畑の茶葉は、フルボディで強くてスパイシーな風味と心地よいモルトの香りが特徴です。ミルクに負けないしっかりと濃い味わいで、濃いミルクティーを楽しみたい方におすすめです。
はじめてアッサムをお楽しみになる方には、アッサムティーの特徴を感じやすい「アッサム・メレン」がおすすめです。朝の目覚めに、フレッシュなミルクを注いで、濃厚なミルクティーを楽しむのはいかがでしょうか。香り高いALTHAUSの茶葉と共に、素敵な朝をお過ごしください。