フルーツティーと紅茶の違いは何?ノンカフェインで楽しめるインフュージョン・フルーツティー

茶と呼べるのは3種類だけ?茶以外を表す、ハーバル・インフュージョンとは?
最近は様々なお茶が楽しめるようになりました。日本では緑茶や紅茶のほかに麦茶やそば茶なども一般的ですね。しかし、学術的にはチャの樹から加工できるのは、「緑茶」「烏龍茶」「紅茶」のみです。麦茶や蕎麦茶、ハーブティーなどはなんとよばれるのでしょうか。チャの樹は、ツバキ科の常緑樹で、学名を「Camellia sinensis(カメリア・シネンシス)」と言います。『チャ』と呼ばれるものは、この「カメリア・シネンシス」から作られたものをいいます。日本では、カメリア・シネンシス以外の植物から造られた製品も、『~茶』と呼んでいる事が多いです。おそらく、日本がお茶に慣れ親しんできた歴史から、民間で馴染みやすいネーミングを採用したために「〇〇茶」が増えたのだと予想されます。例えば、麦茶、ドクダミ茶、杜仲茶、はと麦茶、マテ茶など、たくさんの『~茶』は、本来の茶ではないので、「茶外茶」「代用茶」と呼びます。一方でヨーロッパでは、、本来の茶ではない「茶外茶」や「代用茶」を『tea』ではなく、「Herbal Infusion (ハーバル・インフュージョン)」と表記します。『tea』=緑茶、紅茶、烏龍茶。「Herbal Infusion (ハーバル・インフュージョン)」は、ハーブやフルーツなどを組み合わせたものと覚えましょう。

フルーツティーにはどんな種類があるの?
フルーツティーには、「フルーツの入った茶(フレーバーティー)」と「フルーツを組み合わせたハーバル・インフュージョン」の2種類があります。フレーバーティーは、紅茶や緑茶などの茶葉に、フルーツのエッセンスや香料を加えて風味を付けたものです。これにより、茶葉自体の風味とフルーツの香りが絶妙に調和し、新たな味わいを楽しむことができます。例えば、ストロベリーブラックティーやピーチグリーンティーは、茶葉とフルーツの組み合わせによって甘みと爽やかさを引き出したフレーバーティーの代表例です。一方、ハーバル・インフュージョンは、茶葉を使用せずにフルーツやハーブを主成分としたお茶で、自然な風味や香りが楽しめ、茶葉を使わないためノンカフェインであることが特徴です。インフュージョンは、ヨーロッパでは就寝前のひとときに今日の出来事を思い返しながら、ゆったりとした時間を過ごす時に淹れることが多いそうです。皆さんお気に入りのインフュージョンと共に、一日に5~6回紅茶、1~2回インフュージョンのように楽しみます。インフュージョンは薬用の意味合いも強く、健康維持や安眠、リラックス飲料として、カラダに良い、お手軽な健康法として楽しむ方が多いです。