メルチェコレクションでは、月に1回「ALTHAUSティーコラム」をお届けしています。
第12弾となる今回のテーマは、フルーツティーやハーブティーについて。
さっそくですが、実はALTHAUSでは、これらを「ティー(お茶)」とは呼びません。
正しくは「インフュージョン」と呼びます。
「え、お茶じゃないの?」と思われた方も多いかもしれません。
今回は、なぜそう呼び分ける必要があるのか?
そもそも「紅茶」と「インフュージョン」は何が違うのか?
その意外な理由と、知ればもっと美味しくなる「素材」の話について、分かりやすく解説します。

「紅茶」と「インフュージョン」の決定的な違い
実は「紅茶」と呼ばれるのは、特定の2種類の茶の木(カメリア・シネンシス / アッサム アサミカ)から作られたものだけ。
これに対し、フルーツティーやハーブティーは、茶の木以外の植物(果物、ハーブ、花、根、樹皮など)から作られています。
そのためヨーロッパでは、これらをTeaとは区別して「Infusion(インフュージョン)」と呼びます。
インフュージョンとは、ハーブやフルーツ、スパイスなどを熱湯や水に浸し、その香りや成分を「抽出(煎じる)」した飲み物のこと。
つまり、「茶葉を使っているか、いないか」。
これが、紅茶とインフュージョンを分ける決定的な違いなのです。
インフュージョンの原料について
ALTHAUSで使用される原料は、約1/3が栽培種、約2/3が野生種 。
手摘みで収穫された植物は、丁寧に乾燥され、必要に応じて適切なサイズにカットされます。
こうして初めて、香り・味わい・色合いを最大限に引き出す準備が整います。


フルーツ&ハーブ インフュージョンの世界
リンゴから柚子まで、ほとんどすべての果物やベリー類は、インフュージョンとして美味しく楽しむことができます。
また、ペパーミント、カモミール、フェンネルといったハーブやスパイスも、世界中で親しまれてきた定番素材。
根・果実・花・葉・樹皮など、400種類以上の植物の部位が、ハーブインフュージョンやフルーツインフュージョンに使われています。
ハーブ&フルーツ インフュージョンの魅力
インフュージョンの大きな特徴は、カフェインを含まず、糖分やカロリーが低いこと。
それでいて、驚くほど多彩なフレーバーが存在し、ほぼ無限ともいえる味覚体験を楽しめます。
単一素材のシンプルなものから、ハーブ、フルーツ、スパイス、花、葉などを組み合わせた奥行きのあるブレンドまで。
その日の気分や時間帯に合わせて選べる自由さが、多くの人に愛される理由です。
代表的な原材料たち
ペパーミント
地中海原産。
主な栽培国はブルガリア、スペイン、ギリシャ、ドイツ。
晩夏に収穫され、清涼感のある爽やかな風味が特徴。
カモミール
現在はアルゼンチン、エジプト、ドイツ、東ヨーロッパなどで栽培。
花に含まれる精油が、やさしく穏やかな香りを生みます。
ローズヒップ
東ヨーロッパ、中国、チリの野生種が主。
晩秋に収穫され、フルーティーでほのかな酸味が特徴。
ハイビスカス
スーダン、中国、タイなどで栽培。
鮮やかな赤色と、心地よい酸味が印象的。
フェンネル
バルカン諸国、中国、エジプトが主産地。
甘くスパイシーな香りを持つ果実を使用。
フルーツブレンド
リンゴ、ハイビスカス、ローズヒップ、柑橘類を中心に、ベリー類など多彩な果実が組み合わされます。
花々
ラベンダー、ヤグルマギク、オレンジの花など。
香りだけでなく、見た目にも美しいアクセントに。
ルイボス
南アフリカのケープ地方のみで育つ特別な植物。
自然な甘さと、赤褐色の水色が特徴。
カフェインフリーで、夜の一杯にも最適です。
インフュージョンという、もうひとつの「お茶の楽しみ方」
紅茶ではない。
けれど、確かに“ティータイム”を豊かにしてくれる存在。
インフュージョンは、味わうだけでなく、香り・色・余韻まで楽しむ飲みものです。
日常の中に、自分を少しだけいたわる時間を。
今月は、そんな一杯を選んでみてはいかがでしょうか。
