- 春に顔の下半分が伸びる原因は、口呼吸による口輪筋の衰えにある
- たるみの根本は「舌の低位」。スプーン1本の抵抗運動で鍛え直せる
- 表情筋は、外からこすらず口の粘膜からほぐすのが大人の正解
以前に比べて、顔の下半分が間延びして長くなったような気がする。
ほうれい線が深くなったせい?
そんな違和感を覚えることが増えていませんか。

春は、ほうれい線・中顔面・下顔面の変化を気にする方が多い季節です。
その原因は、花粉症や気温差で鼻が詰まってしまうこと。
気づけばマスクの下で口がポカンと開き、無意識に口で呼吸している。
それ自体は、息苦しさに対する体の自然な反応です。
でも、その「口呼吸」を続けることが、顔の下半分のたるみを加速させている可能性大です。
「もう年齢だから」と諦める前に、対応できるケアがあります。
「口が少し開いているだけ」で、顔の下半分は崩れていく

口の周りをぐるりと取り巻く筋肉を、口輪筋といいます。
この筋肉は、頬や顎の表情筋が放射状に集まる部分で、顔の下半分全体を支える土台の役割を果たしています。
口が閉じているとき、口輪筋はわずかな緊張を保ちながら、周囲の筋肉も支えています。
しかし口が開いた状態が続くと、この土台が使われなくなります。
支えを失った頬や顎の筋肉は、重力に引っ張られてじわじわと下がっていきます。
口呼吸が習慣化している場合、口輪筋の活動が低下し、口周囲の筋バランスが乱れる可能性が指摘されています※1。
花粉症による口呼吸が、顔の下半分を長くする理由としては十分すぎるロジックです。
たるみの「原因」は、じつは舌にある
口呼吸のとき、舌はどこにあるか、意識したことがありますか。

試してみてみてください。
舌が上顎に接している時の方が、鼻呼吸が自然とできるはず。
ところが、舌を下に落として低い位置に収めると、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になりやすくなります。
つまり、口呼吸を無意識にしている場合は、舌は低い位置にあり続けている場合がほとんどです。
舌はおよそ200〜300gある筋肉の塊です。
この重みが顎や首にかかり続けると、口周りの筋バランスが乱れ、顔の下半分が変化していきます。
ほうれい線の深さは、頬のたるみや皮膚弾力の低下と深く関係することが、日本人女性を対象にした研究で示されています※2。
たるみは皮膚だけの問題ではなく、支える筋肉が弱まり位置が下がることで起きる、構造的な変化です。
外からマッサージしても変わらない。2つの効果的な大人ケア
たるみが気になると、顔を外からマッサージしてなんとかしたくなるもの。
しかし、皮膚を強く引っ張ったりこすったりする摩擦は、コラーゲンへの負担につながることがあり、逆効果になる場合もあります。
顔の下半分のたるみに向き合うには、2つのアプローチが有効です。
- こわばった口周りの筋肉を、口の内側からほぐすこと
- 弱くなった舌の筋肉を、抵抗運動で鍛え直すこと
まず筋肉をほぐしてから鍛えることで、リラックスした状態のまま効率よく負荷をかけられます。
この順番が大切です。
まずは「口の中からほぐす」粘膜ケアが近道な理由
口周りの筋肉に最も近いのは、外側の皮膚ではなく、口の内側の粘膜です。
口の中から直接アプローチすることが、筋肉へのケアとして合理的といえます。
粘膜への摩擦を避け、筋肉の近くに直接働きかけるには、口内用のケアオイルが最適です。
「ハーバル オーラルケアオイル マイルド」が選ばれる理由
口腔内マッサージ専用に設計されたこのオイルは、高濃度酸素オイル(アボカド油)をベースに、チャ種子油や柑橘・ハーブ由来の植物オイルをバランスよく配合しています。
酸素のチカラが口腔内のめぐりをサポートし、こわばった頬の内側や歯ぐきまわりの筋肉をマッサージによってやさしくほぐします。
刺激が少なく、オレンジとハーブのやさしい香りが広がります。
敏感な方やご年配の方にも使いやすい設計です。
夜1分でできる、口内マッサージの手順
① 手を清潔にし、オイルを1〜2滴、指先に取る
② 口を軽く開け、人差し指で口内に優しく塗り広げる
③ ほうれい線の裏側(頬の内側)を、指の腹でやさしく円を描くようにほぐす
④ 歯ぐきのキワに沿って、上下ともにゆっくりとなぞる
⑤ 舌の下(舌下)にもオイルをなじませ、軽くほぐして終了
次に「舌を鍛える」スプーン1本でできる口内トレーニング
口内マッサージで筋肉がほぐれたら、次は舌の筋力を取り戻す番です。
舌を押し返す運動が舌筋力の改善につながることは、複数の研究でも示されています※3。
特に年齢を重ねるほど筋力への効果が期待しやすく、日常で続けやすい方法として注目されています。
【スプーン・プッシュ】舌の筋力強化トレーニング
目的:舌の筋力を高め、頬のたるみを内側から支える力をつける

- 舌を少し出す: あっかんべーの半分くらいの長さで舌を出します。
- スプーンを当てる: 舌の先に、スプーンの背(丸い方)を垂直に当てます。
- 押し合いをする:
- 手(スプーン):舌を口の奥へ「ぐいっ」と押し戻そうとする。
- 舌:それに負けないように、スプーンを前へ「ググッ」と全力で押し返す。
スプーンと舌で、綱引きならぬ押し合いっこをするイメージです。
- 5秒間キープ。これを5〜10回繰り返す
3つのコツ
- 息を止めずに、顔や首に力が入らないように意識する
- 慣れてきたら、やや斜め上(上顎の方向)に押し返すと、ほうれい線の土台に働きかけやすくなる
- お風呂場での習慣化がおすすめ。スプーンが濡れても気にならず、続けやすい
よくある質問
Q1:口呼吸で顔がたるむのはなぜですか?
口呼吸が習慣化すると、口を閉じるために使う口輪筋が使われなくなり、筋力が低下していきます。 口輪筋は頬や顎の表情筋の土台となる筋肉のため、トーンが下がると顔の下半分全体が重力に引っ張られやすくなります。
Q2:口の中のマッサージで、表情筋はほぐれますか?
頬の内側や歯ぐきのマッサージは、外側から皮膚を押すよりも直接的に、口周りの筋肉へアプローチできます。 ただし、口内マッサージはあくまで「ほぐす」ためのケアです。 口呼吸の改善には、舌のトレーニングを合わせて行うことが大切です。
まとめ:口元が変わると、顔の印象が変わります

顔の変化は、加齢だけが原因ではありません。
毎日の呼吸のクセが、時間をかけてじわじわと顔の輪郭を変えていることがあります。
外からこする前に、まず口の中からほぐす。
ほぐれたら、舌で押し返す力をつける。
この2つを夜のルーティンに加えるだけで、口元まわりの筋肉は少しずつ変わっていきます。
ふわっと締まりのある、健康的な口元の印象は、顔の印象を変えていきます。
できることから始めてみてください。
参照元
*¹ Frontiers in Public Health(2024)口呼吸による口輪筋弱体化と口周囲筋バランスへの影響
https://www.frontiersin.org/journals/public-health/articles/10.3389/fpubh.2024.1494517/full(参照 2026-03-24)
*² Skin Research and Technology(Ezure et al., 2011)ほうれい線の重症度と頬部たるみ・皮膚弾力の関係(日本人女性108名対象)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24353434/(参照 2026-03-24)
*³ Scientific Reports(2022)舌強化運動(TSE)の舌筋力への効果:12件のRCTによるメタ解析
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9213467/(参照 2026-03-24)