【コラム8】ヘアケア製品の選び方ガイド

ヘアケア製品選びの基本知識

自分に合ったヘアケア製品を選ぶためには、いくつかの基本的な知識を持つことが重要です。

髪の状態やライフスタイルに合わせて適切な製品を選ぶことで、効果的なケアが実現します。

1.髪質を理解する

自分の髪質を把握することが第一歩です。

髪質によって必要なケアが異なるため、適切な製品を選ぶための基礎となります。

下記の判断方法を参考に自分の髪質を把握しましょう。

髪1本を指に巻き付けてみて下さい。 手を離した時の髪を確認してください。

・すぐに戻りハリコシがある場合は硬い・剛毛タイプ

・ 反対に手を離してもすぐには戻らず、巻き付けた形が少し残る場合は軟毛・猫っ毛タイプ

そのほかの髪質については、 直毛、くせ毛、ダメージ毛になりますが、これは日々の生活で判断できると思います。

2.頭皮の状態をチェック

これまでに頭皮のお悩みが発生したことがなければ、特に健康状態に問題はないと言えます。

しかし、なかなか合うシャンプーに出会えない、フケが出やすい、頭皮がベタつく、臭いが気になるなどの頭皮環境の場合は、頭皮が健康な状態とは言いがたいです。

頭皮の健康を促す製品を使うことで、健康な髪を育てる土壌を整えます。

成分表示の読み方

ヘアケア製品の成分表示を正しく理解することで、自分に合った製品を選ぶ手助けとなります。

以下に、主な成分とその効果を紹介します。

1.保湿成分

例:グリセリン、ヒアルロン酸、アロエベラ

効果:髪と頭皮に潤いを与え、乾燥を防ぎます。

2.洗浄成分

例:ラウリル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン

効果:髪と頭皮の汚れを落とします。刺激が強い成分(ラウリル硫酸ナトリウム等)には注意が必要です。

3.栄養成分

例:ケラチン、ビタミンE、パンテノール

効果:髪の強度を高め、健康な状態を保ちます。

4.天然成分

例:カレンデュラエキス、ホホバオイル、アルガンオイル

効果: 髪と頭皮に優しく、自然な保護効果があります。

髪質別の製品選びのポイント

自分の髪質に合った製品を選ぶことで、効果的なケアが可能になります。

1.乾燥して、硬くごわつく髪

乾燥して硬くごわつく髪には、保湿と補修が特に重要です。

おすすめのヘアケア成分をいくつかご紹介します。

保湿成分

ヒアルロン酸

肌の保湿でも有名な成分で、髪の内部まで浸透し、高い保湿効果を発揮します。

セラミド

髪の細胞間脂質の主要成分で、水分を保持し、髪を保護する働きがあります。

アミノ酸

髪の主成分であるケラチンを構成する成分で、ダメージを受けた髪を補修し、潤いを閉じ込めます。

物由来オイル

オリーブオイル、アルガンオイルなど、髪にツヤと潤いを与え、乾燥を防ぎます。

ハチミツ

保湿効果が高く、髪を柔らかく、なめらかにします。オリーブオイル、アルガンオイルなど、髪にツヤと潤いを与え、乾燥を防ぎます。

補修成分

ケラチン

髪の主成分であるケラチンを補給し、ダメージを修復します。

コラーゲン

髪の弾力性を高め、切れ毛や枝毛を防ぎます。

プロテイン

髪に栄養を与え、髪を強く、健康にします。

その他

シアバター

保湿効果が高く、髪を保護する働きがあります。

パンテノール

髪の内部まで浸透し、保湿効果を発揮します。

シャンプーを選ぶ際のポイント

洗浄成分

アミノ酸系やベタイン系など、髪や頭皮に優しい洗浄成分を選びましょう。

保湿成分

上記で紹介した保湿成分が配合されているものを選びましょう。

シリコン

シリコンは髪をコーティングし、一時的にツヤを出しますが、長期的に使うと髪が重くなったり、頭皮トラブルの原因になる可能性もあります。

シリコンフリーのものを選ぶのも一つの方法です。

2.脂性髪

脂性髪は、頭皮の皮脂分泌が過剰な状態です。

そのため、皮脂を吸着したり、頭皮を清潔に保つ成分がおすすめです。

おすすめ成分

アミノ酸系洗浄成分

髪や頭皮への刺激が少なく、皮脂を落としつつ必要な潤いを保ちます。

ココイルグルタミン酸やラウロイルメチルアラニンなどが代表的です。

ベタイン系洗浄成分

アミノ酸系と同様に刺激が少なく、皮脂を吸着する効果があります。

植物由来の洗浄成分

ヤシ油やココナッツオイルなど、自然由来の洗浄成分は、頭皮を優しく洗い上げます。

海藻エキス

皮脂バランスを整え、頭皮を健やかに保ちます。

メントール

清涼感を与え、頭皮の爽快感を高めます。

収れん作用のある成分

ハマメリスエキスやカミツレエキスなど、毛穴を引き締め、皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。

3.ダメージヘア

ダメージヘアの原因は、紫外線、カラーリング、パーマ、熱による乾燥など様々です。

髪は、ケラチンというタンパク質で構成されており、ダメージを受けることで、このケラチンが損傷し、髪がパサついたり、切れやすくなったりします。

そのため、ダメージヘアのケアには、以下の成分が特に効果的です。

栄養成分

サルビアヒスパニカ種子油(チアシードオイル)

オメガ3脂肪酸が豊富で、髪の保湿効果が高く、ツヤを与えます。

また抗酸化作用もあり、髪の酸化を防ぎます。

パンテノール(プロビタミンB5)

髪の内部に浸透し、水分を保持する働きがあります。

また髪のハリやコシを与え、ダメージを補修する効果も期待できます。

プロテイン

髪の主成分であるケラチンを補給し、ダメージを修復します。

加水分解ケラチン、大豆タンパク質などが一般的です。

修復成分

セラミド

髪の細胞間脂質の主要成分で、水分を保持し、髪を保護する働きがあります。

セラミドは、髪の内部のダメージを修復します。

キューティクルを保護することで、髪を健康な状態に導きます。

ケラチン

髪の主成分であるケラチンを補給し、ダメージを修復します。

コラーゲン

髪の弾力性を高め、切れ毛や枝毛を防ぎます。

その他の有効成分

ヒアルロン酸

髪の内部まで浸透し、高い保湿効果を発揮します。

シアバター

保湿効果が高く、髪を保護する働きがあります。

アミノ酸

髪の主成分であるケラチンを構成する成分です。

ダメージを受けた髪を補修し、潤いを閉じ込めます。

4.敏感肌

敏感肌の原因は、乾燥、外的刺激(紫外線、花粉など)、アレルギーなど様々です。

敏感肌のケアには、肌のバリア機能を強化し、炎症を抑える成分が重要です。

低刺激性、保湿成分

ベタイン

アミノ酸の一種で、保湿効果が高く、肌への刺激が少ないため、敏感肌向けの化粧品によく配合されています。

アロエベラ

保湿効果だけでなく、鎮静作用、抗炎症作用も期待できます。

日焼け後の肌や、乾燥による肌の赤みやかゆみを鎮める効果が期待できます。

カレンデュラエキス

カレンデュラはキク科の植物です。

その花から抽出されたエキスは、肌の炎症を抑え、鎮静作用があると言われています。

肌のバリア機能強化成分

セラミド

肌の角質層に存在する成分です。

水分を保持し、外部刺激から肌を保護する役割を果たします。

ヒアルロン酸

保湿効果が高く、肌の水分量を保ち、バリア機能を強化します。

コラーゲン

肌の弾力性を高め、肌のバリア機能をサポートします。

その他の有効成分

グリセリン

保湿効果が高く、肌を柔らかくします。

スクワラン

肌の皮脂成分に似た成分で、肌へのなじみがよく、保湿効果があります。

ビタミンC誘導体

抗酸化作用があり、肌の炎症を抑え、美白効果も期待できます。

ただし、全ての敏感肌の方におすすめできるわけではありません。

パッチテストなどを行い、慎重に選びましょう。

ハーバルクリームシャンプーの特徴とおすすめの使い方

ハーバルクリームシャンプーは、多くの髪質に対応し、さまざまな効果を提供する優れた製品です。

1.特徴

酸素オイル

酸素が頭皮の血行を促進し、細胞の再生をサポートします。

カレンデュラエキス

抗炎症作用があり、頭皮の健康を維持します。

アルガンオイル

髪に栄養を与え、艶やかな仕上がりに導きます。

2.おすすめの使い方

日常のケア

毎日のシャンプーとして使用し、頭皮と髪をダメージなく優しく洗浄します。

頭皮マッサージ

シャンプー時に頭皮を優しくマッサージすることで、血行が促進され、効果が高まります。

集中トリートメント

週に一度程度、ハーバルクリームシャンプーを頭皮全体に塗布します。

ホットタオルなどで頭を覆い、数分間放置してから洗い流すことで、深い保湿と栄養補給ができます。

ハーバルクリームシャンプーは、多様な髪質に対応し、髪と頭皮の健康を総合的にサポートします。

成分表示をしっかりと確認し、自分に合った製品を選ぶことで、より効果的なヘアケアを実現しましょう。

RELATED ARTICLES 関連記事

【コラム3】よくある質問とその回答

【コラム11】カレンデュラの力

【コラム10】ハーバルクリームシャンプー誕生秘話

【コラム9】ハーバル クリームシャンプーの正しい使い方

【コラム7】頭皮の血行促進マッサージのすすめ

【コラム6】自宅でできる簡単ヘアケア方法