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美容家・根本 澪(ねもと みお)
美容業界歴26年。エステ・スパセラピスト、スキンケアメーカーのインストラクターを経て、現在はオンライン講座や商品開発、コンサルティング、セミナー講師として活動中。
アトピーや敏感肌の自身の経験と、延べ6,000人以上のカウンセリングから、肌・体・心を整える美容メソッドを構築。
「自分らしく歳を重ねる美しさ」をテーマに、一人ひとりに寄り添うサポートを行っている。
強い日差しと、ジメジメとした湿気。
そして、室内に入ればキンキンに冷えた冷房…。
夏は私たちの肌にとって、とても過酷な季節です。
「最近、スキンケアの馴染みが悪い気がする」
「夕方になると、お肌がどんよりくすんで見える」
「なんだかごわついて、化粧ノリも最悪…」
そんな風に感じていませんか?
その不調、もしかしたら“肌が夏バテ”を起こしているサインかもしれません。
今回は、そんな「夏バテ肌」の正体と、ご自身でできるセルフチェック、そして今日から始められる具体的な対策までを詳しくご紹介します。
夏の終わりに後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みいただき、夏に負けない健やかな肌を一緒に目指しましょう!

夏バテ肌とは?
「夏バテ肌」とは、医学的な用語ではありません。
強い紫外線、室内外の激しい気温差、そして冷房による乾燥といった、夏特有の厳しい環境ダメージの積み重ねによって、お肌が本来持っている機能が低下し、様々なトラブルが現れやすくなっている状態を指します。
具体的には、肌の水分と油分のバランスが崩れてインナードライに陥ったり、外部刺激から肌を守る「バリア機能」が弱まったり、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が乱れたり…。
これらの肌機能が低下することで、肌のごわつきや透明感のなさ、シミやシワといった、目に見えるエイジングサインとして現れてしまうのです。
まずはご自身の肌状態を知るために、次のチェックリストで確認してみましょう。
あなたも当てはまる?「夏バテ肌」セルフチェックリスト
さっそく、今のお肌の状態をチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多いほど、「夏バテ肌」に傾いているサインかもしれません。
□ 最近、化粧水や美容液が肌に入っていかない気がする
□ 肌の表面が硬く、ごわごわとした手触りがする
□ Tゾーンはベタつくのに、頬や口元はカサつく(インナードライ)
□ 夕方になると、顔全体がどんよりとくすんで見える
□ ファンデーションが毛穴落ちしたり、きれいにのらなかったりする
□ 以前より、ちょっとした刺激で肌が赤くなりやすい
□ シミやそばかすが濃くなったように感じる
いかがでしたか?
一つでも当てはまった方は、お肌が夏のダメージを受けている証拠かもしれません。
では、なぜこのような「夏バテ肌」になってしまうのでしょうか。
次は、その原因を詳しく見ていきましょう。


なぜ?「夏バテ肌」を引き起こす、夏の4大原因
チェックリストに当てはまる項目があった方も、なかった方も、夏バテ肌の根本的な原因を知ることで、効果的な対策ができます。
主な原因は、以下の4つです。
強力な紫外線によるダメージ
夏に最も気をつけたいのが紫外線。
肌は紫外線を浴びると、自らを守るためにメラニンを生成し、これがシミの原因になることはよく知られています。
しかし、紫外線ダメージはそれだけではありません。
肌の奥深く(真皮)まで到達し、ハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを変性させてしまうのです。
これが、夏に感じる肌のハリ不足や、将来的なシワ・たるみに繋がっていきます。
室内外の気温差による自律神経の乱れ
「暑い屋外」と「冷房が効いた涼しい室内」の行き来は、私たちが思う以上に体に負担をかけています。
この激しい温度差に対応するため、体温を調節する自律神経が常にフル稼働し、次第に乱れてしまうのです。
自律神経が乱れると、血行不良を引き起こし、肌細胞に必要な栄養や酸素が十分に行き届かなくなります。
その結果、肌のターンオーバーが滞り、くすみやごわつきの原因となります。
冷房による「インナードライ」
涼しくて快適な冷房ですが、空気中の水分を奪うため、長時間いると肌はどんどん乾燥していきます。
肌表面の水分が失われると、肌は「これ以上水分を逃すまい」と過剰に皮脂を分泌することがあります。
これが、Tゾーンはベタつくのに、肌内部は乾燥している「インナードライ」状態。
バリア機能が低下し、あらゆる肌トラブルを招きやすくなります。
睡眠不足や栄養の偏り
寝苦しい熱帯夜による睡眠不足や、「そうめんだけ」といった冷たくて簡単な食事で済ませてしまう栄養の偏りも、肌にとっては大敵です。
肌の修復や再生に不可欠なビタミンやミネラル、タンパク質が不足すると、肌の回復力が追いつかず、ダメージが蓄積されやすくなってしまいます。
これらの原因が複雑に絡み合い、「夏バテ肌」は作られてしまいます。
でも、ご安心ください。
原因がわかれば、正しい対策が見えてきます。
次は、今日からすぐに始められる具体的なケア方法をご紹介しますね。
夏の終わりに後悔しない!今日から始める「夏バテ肌」対策
原因がわかったら、さっそく対策を始めましょう。
特別なことではなく、毎日のスキンケアや生活習慣を少し見直すだけで、肌はきっと応えてくれますよ。
紫外線ケアは「基本のき」
夏バテ肌対策の基本であり、最も重要なのが紫外線ケアです。
日焼け止めは、「晴れた日だけ」「外出する時だけ」ではなく、曇りの日や室内で過ごす日も毎日塗る習慣をつけましょう。
汗をかきやすい夏は、2~3時間おきにこまめに塗り直すことも忘れずに。
帽子や日傘、サングラスなどのアイテムも活用し、物理的に紫外線をブロックすることも効果的です。
うるおいで満たし「バリア機能」を強化
冷房による乾燥や、汗による水分蒸発で、夏の肌は常に乾きがち。
肌のバリア機能を正常に保つためには、何よりも「保湿」が重要です。
化粧水で水分をたっぷり与えたら、必ず乳液やクリームなどの油分でフタをして、うるおいを閉じ込めましょう。
肌がゴシゴシと擦れるような洗顔は避け、優しく洗うこともバリア機能を守るための大切なポイントです。
内外からアプローチ。「ターンオーバー」を正常化
血行不良や栄養不足で乱れがちなターンオーバーを整えるには、内側と外側からのケアが有効です。
食事では、肌の材料となるタンパク質や、代謝を助けるビタミンB群などを意識的に摂取しましょう。
十分な睡眠時間を確保することも、肌の生まれ変わりをサポートします。
スキンケアでは、古い角質を優しく取り除く酵素洗顔などを週に1~2回取り入れるのも良いでしょう。
ただし、夏の肌は敏感になっているので、やりすぎには注意してくださいね。
「作らせない・濃くしない」未来のためのシミ対策
できてしまったシミをすぐに消すのは難しいですが、これ以上「作らせない・濃くしない」ためのケアは今日から始められます。
まずは徹底した紫外線ケアで、シミの元となるメラニンの生成を抑制すること。
そして、ビタミンC誘導体などが配合された美白有効成分を含むスキンケアアイテムを取り入れ、メラニンの生成を抑えたり、還元を促したりするアプローチも効果的です。
日差しを浴びた日は、肌のほてりを鎮めるような、穏やかなケアを心がけましょう。


夏バテ肌に、酸素と美容成分のWアプローチ。おすすめアイテムのご紹介
これまでご紹介した対策を、毎日すべて完璧にこなすのはなかなか大変ですよね。
そんな夏の複合的な肌悩みに、根本からアプローチしてくれるのが、「MIREYエクセレントオイル」と「リポーションエッセンス R」です。
この2つを一緒に使うことで生まれる「相乗効果」こそが、夏バテ肌を乗り切るための最大の鍵。
その理由を3つのポイントでご紹介します。
【相乗効果①】ターンオーバーを正常化し、クリアな肌へ
肌の生まれ変わりが乱れると、ごわつきや、くすみの原因に。
「エクセレントオイル」に含まれている酸素が、肌細胞のエネルギーを高めて新しい細胞を生み出す力をサポート。
そして「リポーションエッセンスR」が、古くなった角質が自然に剥がれ落ちるための酵素の働きを助け、排出する力をサポートします。
このWアプローチで、夏の肌をクリアな状態に整えます。
【相乗効果②】コラーゲン生成を促し、ハリのある肌へ
紫外線ダメージで失われがちな、肌のハリと弾力。
「エクセレントオイル」の酸素は、肌のハリを支えるコラーゲンを生み出す「工場(線維芽細胞)」を元気にします。
そして「リポーションエッセンスR」には、そのコラーゲンの「材料」となるアミノ酸が豊富に含まれています。
工場を活性化させ、材料を補給する。
この連携プレーで、内側からふっくらと持ち上がるようなハリ感をサポートします。
【相乗効果③】バリア機能を強化し、ゆらがない肌へ
冷房や汗で乱れがちな、肌のうるおいバランス。
「エクセレントオイル」に含まれるリノール酸が、肌のうるおいを守る「フタ(セラミド)」を増やす手助けをします。
そして「リポーションエッセンスR」が、「源(NMFなど)」となる保湿成分を角質層にたっぷりと補給。
うるおいのフタを強化し、源を満たす。
この二人三脚で、夏の外部刺激にもゆらがない、健やかな肌へと導きます。
このように、「MIREYエクセレントオイル」と「MIREYリポーションエッセンス R」を合わせて使うことで、夏バテ肌の根本原因に多角的にアプローチできるのです。
夏の終わりに「今年の私は大丈夫だった」と微笑むために。
ぜひ、この夏はMIREYのオイル&エッセンスで、本格的な夏バテ肌対策を始めてみませんか?