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美容家・根本 澪(ねもと みお)
美容業界歴26年。エステ・スパセラピスト、スキンケアメーカーのインストラクターを経て、現在はオンライン講座や商品開発、コンサルティング、セミナー講師として活動中。
アトピーや敏感肌の自身の経験と、延べ6,000人以上のカウンセリングから、肌・体・心を整える美容メソッドを構築。
「自分らしく歳を重ねる美しさ」をテーマに、一人ひとりに寄り添うサポートを行っている。
「以前よりも乾燥してカサつく」
「夜になるとかゆくなる」
「保湿しても足りない」
そんな変化を感じるのが40代。
肌質が変わったように感じるのは、加齢だけでなく、ホルモンバランスや血行、自律神経の働きといった体の内側の変化が関係しています。
今回は、これらの変化が乾燥にどう影響するのかを解説し、酸素とハーブの力で叶えるボディケア方法を紹介します。

40代から肌の乾燥がひどくなるのはなぜ?
40代を迎えるころから、
「ボディローションでは追いつかない」
「日中もカサつきが気になる」
と感じる方が増えてきます。
これは単なる“年齢のせい”ではなく、体の内側で起きている変化が関係しています。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
エストロゲンは皮脂や天然保湿因子(NMF)の分泌、コラーゲンの生成を助ける働きを持っています。
そのため、分泌量が低下すると皮脂量が減り、肌の水分保持力やバリア機能が弱まります。
実際に、中年期女性を対象とした研究でも、40代以降で皮脂量が明確に減少することが報告されています。*¹
皮膚の潤いが保たれにくくなることで、粉ふきやかゆみといった乾燥症状が起こりやすくなるのです。
血行や代謝の低下
年齢とともに血行や代謝の低下も進みます。
筋肉量の減少や冷えなどで、皮膚の末端まで血流が届きにくくなると、酸素や栄養が細胞に行き渡らず、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が滞ります。
新しい角質が十分に育たないことで、くすみやごわつきが目立ちやすくなります。
皮膚科学の研究でも、血行や代謝、自律神経の働きが角質の形成やバリア機能に深く関わっていることが示されています。*²
自律神経の乱れ
また、更年期に入るとホルモンの揺らぎだけでなく、自律神経の乱れも乾燥を悪化させる要因になります。
自律神経は発汗や皮脂分泌、血管の拡張・収縮などをコントロールしており、乱れると体温調節がうまくいかず、乾燥しやすい状態に。
ストレスや睡眠不足も自律神経のバランスを崩しやすいため、体の内側から整えることが欠かせません。
このように、乾燥は「水分が足りない」という単純な問題ではなく、ホルモン・血行・自律神経が複雑に複雑に影響し合って起こります。
保湿だけでなく、めぐりを整え、心身をリラックスさせるケアが、根本的な乾燥対策の鍵となります。
乾燥を防ぐ3つの生活習慣
肌の乾燥を防ぐには、外からの保湿だけでなく、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。
1. 食事で“内側の潤い”を整える
肌は食べたもので作られます。
そして、肌のうるおいが逃げないように守っているのが「皮膚のバリア機能」です。
皮膚のバリアを支えるのは、良質な油分とたんぱく質。
青魚やナッツ類に含まれる必須脂肪酸、皮膚の再生を助けるビタミンA・Eを意識的に摂りましょう。
腸内環境を整える発酵食品もおすすめです。
腸の働きが整うと、血流や代謝もスムーズになり、肌の潤いが保たれやすくなります。
2. 入浴でめぐりをサポートし、洗い方を見直す
お風呂は“温めてめぐらせる”時間です。
38〜39℃程度のぬるめの湯に15分ほど浸かることで、血流が促進され、肌の再生リズムも整います。
ただし、熱すぎるお湯や長風呂は皮脂を奪う原因に。
入浴後の急な乾燥を防ぐには、肌がしっとりしているうちに保湿するのがポイントです。*³
そして、「洗い方」も乾燥対策の大切な要素。
洗浄力の強いボディソープやゴシゴシ洗いは、肌の潤いを守る皮脂膜や角質を削ってしまいます。
低刺激性の洗浄料を選ぶことで、肌への負担を減らしながらうるおいを守ることができます。
毎日全身をこすり洗いするのではなく、汚れや皮脂の多い部分だけを泡でやさしく洗うようにしましょう。
また、ナイロンなどの硬いボディタオルは摩擦が強く、バリア機能を弱めるおそれがあります。
綿や絹など、肌にやさしい素材に変えるだけでも、肌の調子が変わってきます。
3. ボディケアで“潤いを守る”
入浴後は、10分以内に保湿を。*⁴
タオルで水分を押さえた後、肌が乾ききる前に油分をなじませることで水分の蒸発を防ぎ、しっとり感を長時間キープできます。
特に、自分の肌状態にあったアイテム選びが大切です。
おすすめは、血流を促して肌の働きを整えるO2クラフトや、保湿と保護を両立するハーバルボディミルクを使うと、乾燥ケアがぐっと快適になります。


酸素とハーブの力で、めぐりと潤いを整える
乾燥やカサつきをケアするうえで欠かせないのが、血流と代謝を整え、潤いを逃さない肌環境をつくることです。
40代の肌は、ただ保湿するだけでは物足りなく感じることが多くなります。
そんなときに頼れるのが、酸素の力でめぐりをサポートするO2クラフトと、ハーブの恵みで潤いを守るハーバルボディミルクです。
酸素がめぐりをサポートし、乾燥の根本にアプローチ
O2クラフトは、有機アボカドオイルに酸素を結合させた高濃度酸素オイル。
酸素が皮膚のすみずみに行き渡ることで血行を促進し、細胞の代謝を助けます。
結果として、肌のターンオーバーが整い、乾燥やくすみを防ぐ健やかな肌へ。
また、肩や首のこわばり、足のむくみなどをやわらげる働きもあり、全身の巡りを整えるサポートにも役立ちます。
香りにはローズマリー精油を配合。
すっと抜ける清涼感が心身をリフレッシュさせ、疲れた日にも前向きな気分を取り戻してくれます。
お風呂上がりの保湿やマッサージ、就寝前のリラックスタイムに使うと、肌も心もすっきり軽やかに整います。
カレンデュラ×酸素のWケアで、やわらかな肌へ
ハーバルボディミルクは、酸素オイルに加えて“皮膚のガードマン”と呼ばれるカレンデュラを配合。
乾燥や摩擦でダメージを受けた肌を修復し、炎症やかゆみを穏やかに鎮めてくれます。
軽やかなミルクテクスチャーはベタつかず、忙しい朝にも快適。
塗った瞬間からすっと肌になじみ、しっとりとしたなめらかさが長時間続きます。
香りはラベンダーやゼラニウム、セージなどのハーブブレンド。
深呼吸したくなるような自然の香りが、1日の終わりをやさしく包み込み、心までほぐしてくれます。
“めぐらせて、守る”ステップケア
「ボディケアをしてもすぐ乾燥する」
「朝にはもう粉をふく」
そんなときは、乾燥がかなり進んでいるサイン。
その場合は、O2クラフトでめぐりを整え、乾燥が気になる部分にハーバルボディミルクを重ねるケアがおすすめです。
お風呂上がりにO2クラフトを塗ると、酸素が血行をサポートし、肌をしっとりやわらかく整えます。
そのあと、肘・膝・すね・かかとなど特に乾燥しやすい部分にハーバルボディミルクを塗ることで、潤いをしっかり閉じ込めることができます。
翌朝、肌のすべすべ感が変わるのを感じられるはずです。
また、朝のケアとしてハーバルボディミルクを単品で使うのもおすすめ。
軽いミルク質感で服をすぐ着てもべたつかず、ハーブの香りがふんわりと心を落ち着かせてくれます。
どちらも共通して、「保湿」と「めぐり」を同時に叶える酸素ケア。
夜はO2クラフトで整え、朝はハーバルボディミルクで守る。
そんなリズムが、乾燥肌をしなやかに育ててくれます。
乾燥肌は、“めぐり”を整えてしなやかに潤す
40代の肌にとっての乾燥は、単なる“水分・油分不足”ではなく、ホルモンバランスや血流、自律神経の乱れが複雑に関係しています。
だからこそ、表面だけをうるおすケアではなく、体のめぐりを整えながら、肌の内側に潤いを巡らせることが大切です。
お風呂で温まり、優しく洗って、O2クラフトとハーバルボディミルクでケアを仕上げる。
その一連の流れは、肌だけでなく、心まで穏やかにととのえる時間になります。
今日の疲れを癒やしながら、未来の肌を育てる“自分をいたわる習慣”を、今夜から始めてみませんか?
O2クラフト(ローズマリー油配合)
スッとしたローズマリーの心地よい香りで、リフレッシュしながらケアしたい方に。
O2クラフト ピュア(無香料)
香りが苦手な方や、よりシンプルなお手入れをお求めの方に。
ローズマリー油を配合していない無香料タイプです。
ハーバルボディミルク
高濃度酸素オイルと“皮膚のガードマン”と呼ばれるメディカルハーブ・カレンデュラを贅沢に配合。
大人の肌のために生まれた全身用ボディミルクです。
*¹ 日生気誌.中年期女性の皮膚潤いに関わる生物物理特性の冬期4年間にわたる経年変化
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho/56/1/56_35/_pdf,(参照 2025-10-24)
*² 日本栄養・食糧学会.若年女性の肌状態と栄養素等摂取, 代謝, 自律神経活動の関連
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/63/6/63_6_263/_pdf,(参照 2025-10-24)
*³ 日本健康開発雑誌.入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果
https://www.onsen-msrc.com/research/files/report39.pdf,(参照 2025-10-24)
*⁴ 日本健康開発雑誌.入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果
https://www.onsen-msrc.com/research/files/report39.pdf,(参照 2025-10-24)
