夏の日差しが照りつける8月。
外では厳しい暑さが続く一方、室内では冷房による冷えを感じるなど、過ごす環境によって心地よい飲み物も変わる季節です。
8月2日は「ハーブの日」、そして翌日の8月3日は「はちみつの日」。
二つの記念日にちなんで、今月メルチェコレクションがおすすめするのは、ALTHAUSのハーブインフュージョン「ジンジャーブリーズ」です。
ジンジャーとブラックペッパーのスパイシーな刺激に、レモングラスやペパーミントの爽やかな香り。そして、リコリス由来のやわらかな甘みが広がります。
そのままでも奥行きのある一杯ですが、はちみつをひとさじ加えると、刺激の角がほどけ、さらにまろやかな味わいに。
暑い季節にこそ楽しみたい、甘さと爽やかさをあわせ持つハーブインフュージョンです。
ドイツでは、ハーブは暮らしに寄り添うもの

日本では、ハーブティーというと、香りを楽しみたいときや、ゆったりとくつろぎたいときに飲むもの、という印象が強いかもしれません。
一方、ドイツでは、ハーブや果実を使ったインフュージョンが日々の暮らしに深く根づいています。
ドイツティー協会によると、2023年にドイツで飲まれたお茶類のうち、ハーブ&フルーツインフュージョンは一人当たり年間40.5リットル。
紅茶や緑茶を上回る量が日常的に楽しまれています。
レモングラス、リコリス、ジンジャーなども、単に香りを楽しむためだけではなく、その日の気分や季節に合わせて選ばれる身近な素材です。
日本では「好みの香りから選ぶお茶」、ドイツでは「今の自分に合わせて選ぶお茶」。
同じハーブでも、その土地の暮らしや文化によって、一杯に込められた意味は少しずつ異なります。
口当たりと後味が面白い「ジンジャーブリーズ」

ジンジャーブリーズは、生姜を中心に、レモングラス、リコリス、オレンジピール、ペパーミント、ブラックペッパーを組み合わせた、ノンカフェインのハーブインフュージョンです。
ひと口目に感じるのは、リコリスのやわらかな甘み。
そこへ、ジンジャーとブラックペッパーのスパイシーな刺激が重なり、最後にレモングラスやペパーミントの爽やかな香りが広がります。
甘いだけでも、刺激的なだけでもない。
それぞれの素材が役割を持ちながら、ひとつの味わいにまとまっていることが、ジンジャーブリーズの魅力です。
自然な甘みを生む、リコリス

ジンジャーブリーズを飲んだとき、
「砂糖を入れていないのに、どうして甘いの?」
と感じる方も多いかもしれません。
その甘みを生み出しているのが、リコリスです。
ハーブティーに使われるリコリスは、日本で「甘草」と呼ばれる植物の根。
根に含まれる「グリチルリチン」という成分が、特有の強い甘みを生み出します。
研究では、グリチルリチンは砂糖よりもはるかに強い甘味を持つ成分として報告されています。
リコリスは、ただ甘みを加えるだけではありません。
ジンジャーやブラックペッパーの刺激、オレンジピールのほろ苦さなど、個性の強い素材の間をつなぎ、口当たりをやわらかく整える“まとめ役”でもあります。
最初に甘みを感じたあと、少しずつスパイスの刺激が現れる。
ジンジャーブリーズならではの味の変化は、リコリスがそれぞれの素材を調和させることで生まれています。
8月3日は「はちみつの日」ひとさじ加えて、さらにまろやかに
ジンジャーブリーズは、そのまま飲むだけでなく、はちみつを加えるアレンジもおすすめです。
ジンジャーとブラックペッパーのキリッとした刺激に、はちみつのやさしい甘みをひとさじ。
リコリス由来の甘みとはちみつのコクが重なることで、スパイスの角がやわらぎ、より丸みのある飲み口に変わります。
合わせたいのは、メルチェコレクションでご用意している「とちはちみつ」。
初夏に咲く栃の木の花から採れたはちみつで、おだやかな花の香りと、しっかりとしたコクが特徴です。
まろやかな甘みと奥深さを持ちながら、後味はすっきりとしているため、香り豊かなジンジャーブリーズにも自然になじみます。
はちみつを加えるときは、抽出したジンジャーブリーズに、ティースプーン1杯程度を目安に。
まずは少量を加え、お好みの甘さに調整しながらお楽しみください。
※ 1歳未満の乳児には、はちみつを与えないでください。
ホットでも、アイスでも

ホット
- 抽出温度:100℃
- 湯量:300〜400cc
- 茶葉量:6〜8g
- 蒸らし時間:5〜10分
時間をかけて抽出することで、リコリスの甘みとジンジャー、ブラックペッパーの刺激がしっかりと引き出されます。
はちみつを加える場合は、抽出後、少し飲みやすい温度になってから加えるのがおすすめです。
アイス
- 抽出温度:100℃
- 湯量:200cc
- 茶葉量:6〜8g
- 蒸らし時間:5〜10分
暑い日には、氷をたっぷり入れたグラスへ濃いめに抽出したジンジャーブリーズを注ぐ、オン・ザ・ロックスタイルで。
冷たくすると、レモングラスやペパーミントの爽やかさが際立ち、すっきりとした飲み口を楽しめます。
はちみつを加える場合は、温かいうちに溶かしてから氷の入ったグラスへ注ぐと、全体になじみやすくなります。
オン・ザ・ロックの作り方
- 通常より少なめのお湯で、ジンジャーブリーズを濃いめに抽出する
- 温かいうちに、お好みではちみつを加えてよく溶かす
- 氷をたっぷり入れたグラスへ一気に注ぐ
甘さのあとに広がるスパイスとミントの清涼感を、夏らしい一杯でお楽しみください。
今月のおすすめブレンド【ジンジャー ブリーズ】

8月2日の「ハーブの日」には、ドイツの暮らしに根づくハーブ文化を。
8月3日の「はちみつの日」には、ひとさじのとちはちみつを加えた、やさしいアレンジを。
ジンジャーとブラックペッパーの刺激に、リコリスとはちみつのまろやかな甘み。
暑い日のリフレッシュにも、冷房の効いた部屋でほっとひと息つきたい時間にも、その日の気分に合わせてお楽しみいただけます。
この夏は、甘さとスパイスが心地よく重なる「ジンジャーブリーズ」で、いつもとは少し違うハーブの時間を過ごしてみませんか。
世界には、その土地ならではの一杯があります。
来月も、ALTHAUSとともに新しいお茶の物語をお届けします。