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美容家・根本 澪(ねもと みお)
美容業界歴26年。エステ・スパセラピスト、スキンケアメーカーのインストラクターを経て、現在はオンライン講座や商品開発、コンサルティング、セミナー講師として活動中。
アトピーや敏感肌の自身の経験と、延べ6,000人以上のカウンセリングから、肌・体・心を整える美容メソッドを構築。
「自分らしく歳を重ねる美しさ」をテーマに、一人ひとりに寄り添うサポートを行っている。
「しっかり寝たはずなのに、なんだか頭が重くてスッキリしない…」
「最近、集中力が続かず、仕事や家事が思うように進まない…」
「以前より物忘れが増えた気がする…」
毎日、たくさんの情報に囲まれ、忙しい日々を送る私たち。
そんな中で、このような「脳の疲れ」とも言える不調を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
もしかしたら、その原因は、私たちの脳が持つ大切な機能、「脳の掃除」がうまくいっていないことにあるのかもしれません。
今回は、私たちの脳に備わっている驚きの”お掃除システム”の仕組みと、脳疲労を回復させるためのアプローチについて、分かりやすく解説していきます。
あなたの毎日を、もっとクリアで軽やかにするためのヒントが、きっと見つかるはずです。

それって「脳疲労」かも?まずは簡単セルフチェック
それって「脳疲労」かも?まずは簡単セルフチェックまずはご自身の脳のお疲れ度を簡単にチェックしてみましょう。
脳のお疲れ度チェックリスト
いかがでしたか?
「はい」と答えた項目が多いほど、あなたの脳は休息を求めているサインかもしれません。
私たちの脳にも「お掃除機能」があった!その驚きのメカニズムとは?
「脳疲労」のサインに心当たりがあった方も、「脳の掃除」という言葉は初めて耳にするかもしれませんね。
実は、私たちの脳には、日々の活動で溜まった”ゴミ”をキレイにする、驚くべき「お掃除機能」が備わっているのです。
この脳のお掃除機能は、専門的には「グリンパティックシステム」と呼ばれています。
2012年に発見された比較的新しい概念で、脳の健康を維持するために非常に重要な役割を担っていることが、近年の研究で明らかになってきました。
では、この「脳の掃除」は、一体どのような仕組みで行われているのでしょうか?
グリンパティックシステムの働き
私たちの脳は、眠っている間も休むことなく活動し、日中に使った神経細胞の”後片付け”や、記憶の整理などを行っています。
この過程で、様々な”脳のゴミ”(老廃物や不要なたんぱく質など)が発生します。
グリンパティックシステムは、この”脳のゴミ”を洗い流し、脳内をクリーンな状態に保つための、いわば「脳専用の排水システム」のようなものです。


なぜ「脳の疲れ」は取れない?脳内お掃除が滞る、日常の原因
私たちの脳には、驚くべき「お掃除機能」が備わっているのに、なぜ多くの人が脳疲労を感じてしまうのでしょうか?
それは、大切な「脳の掃除」がスムーズに行われず、脳内に”ゴミ”が溜まりやすい状態になっているからかもしれません。
私たちの何気ない日常の中には、実はこの「脳の掃除」を妨げてしまう原因が潜んでいます。
最大の”お掃除タイム”を逃している!
「脳の掃除」が最も活発に行われるのは、私たちが眠っている間、特に深いノンレム睡眠中です。
しかし、現代人は忙しさやストレス、寝る前のスマートフォン使用などにより、質の高い睡眠を十分に取れていないケースが少なくありません。
睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、脳は十分に”ゴミ”を排出できず、翌朝もスッキリしない・・・という悪循環に陥りやすくなります。
情報の洪水と脳のオーバーワーク
スマートフォン、パソコン、SNSなど、私たちは日々、膨大な量の情報に接しています。
脳はこれらの情報を処理するために絶えず働き続けており、その過程で多くの”脳のゴミ”(代謝副産物)も生み出されます。
インプットする情報が多すぎたり、常に複数のことを同時に考えたり(マルチタスク)していると、脳はオーバーワーク状態に。
“ゴミ”の量が増える一方で、お掃除が追いつかず、脳内に蓄積しやすくなってしまうのです。
慢性的なストレスでお掃除機能にもブレーキが・・・
慢性的なストレスは、睡眠の質を低下させるだけでなく、自律神経のバランスを乱し、脳の血行にも影響を与える可能性があります。
脳の血行が悪くなると、脳脊髄液の流れも滞りやすくなり、「脳の掃除」の効率が低下してしまうことも考えられます。
頭部や首肩のコリ・血行不良
「脳の掃除」には、脳脊髄液という液体がスムーズに循環することが大切です。
しかし、長時間のデスクワークや悪い姿勢、食いしばりなどで頭部や首、肩の筋肉が凝り固まり、血行が悪くなっていると、この脳脊髄液の流れにも影響が出る可能性があります。
これらの原因が一つ、あるいは複数重なることで、「脳の掃除」が十分に行われず、結果として「脳の疲れ」がなかなか取れない状態に繋がっているのかもしれません。
脳をスッキリ!「脳の浄化」を助ける5つのセルフケア習慣
私たちの日常生活のちょっとした工夫で、「脳の掃除」をサポートし、脳をスッキリさせることは可能です。
ここでは、今日からすぐに取り入れられる、セルフケア習慣をご紹介します。
「睡眠の質」を上げるゴールデンルール
「脳の掃除」は、主に睡眠中に行われます。質の高い睡眠は、脳疲労回復の絶対条件!
寝る前1時間はデジタルオフ
スマートフォンやPCの光は脳を覚醒させてしまいます。
読書や音楽など、リラックスできる時間に変えてみましょう。
寝室は「睡眠専用」空間に
快適な温度・湿度、静かな環境、自分に合った寝具で、脳が安心して休める空間作りを。
毎日同じ時間にベッドへ
週末もできるだけ同じ時間に寝起きし、体内時計を整えることが、質の高い睡眠への近道です。
「情報ダイエット」で、脳の容量を空ける
私たちは日々、意識せずとも大量の情報を取り入れています。
脳の処理能力には限界があるため、時には情報から離れる勇気も必要です。
「何もしない」贅沢な時間
1日に数分でも、ぼーっとする時間を作りましょう。瞑想や深呼吸もおすすめです。
SNSやニュースは時間を決めて
ダラダラと見続けるのではなく、チェックする時間を区切ることで、情報過多を防ぎます。
マルチタスクよりシングルタスク
一つのことに集中する方が、脳のエネルギー消費を抑えられます。
「軽めの運動」で、脳にも新鮮な空気を
適度な運動は、全身の血行を良くし、脳にも新鮮な酸素と栄養を届けやすくします。
気分転換やストレス解消にも繋がります。
まずはウォーキングから
1日20〜30分程度、景色を楽しみながら歩くだけでも効果的です。
ストレッチで体をほぐす
特に首や肩周りの筋肉をほぐすと、頭部への血流改善も期待できます。
楽しむことが継続のコツ
義務感ではなく、「気持ちいい」と感じる運動を選びましょう。


頭皮ケアが鍵?脳のスッキリ感とヘッドマッサージの意外な関係
実は、これらの習慣に加えて、もう一つ、意外と見過ごされがちながら、脳のスッキリ感に深く関わっているかもしれないケアがあります。
それが、「頭皮のケア」
私たちの頭皮は、顔の皮膚と一枚で繋がっており、脳に最も近い部分です。
そして、たくさんの毛細血管や神経、リンパ管が集中しています。
思い出してみてください。
長時間のデスクワークやスマートフォンとにらめっこした後、首や肩がガチガチに凝っていると感じることはありませんか?
実は、その時、頭皮も同じように緊張し、血行が悪くなっている可能性があるのです。
「頭皮って凝るの?」と意外に思うかもしれませんが、顔や肩と同じように、頭皮も気づかないうちに凝り固まってしまうことがあるのです。
「脳の掃除」のセクションで触れたように、脳の老廃物をスムーズに排出するためには、脳脊髄液などの体液循環が重要です。
頭皮やその周辺の血行が悪くなったり、筋肉が凝り固まったりすると、この脳の”お掃除”システムにも間接的に影響を与え、頭重感や思考力の低下といった、脳疲労のサインと無関係ではないと考えられています。
毎日のシャンプーで、脳と頭皮を優しくいたわる新習慣
「毎日の習慣を大きく変えるのは大変そう・・・」
「もっと手軽に、リフレッシュできるケアを取り入れたい」
そう感じたあなたに、ぜひ始めていただきたいのが、毎日のシャンプータイムを「脳と頭皮を優しくいたわる特別なセルフケア時間」に変えるという新習慣です。
特に、頭皮を意識したマッサージを取り入れながらのシャンプーは、頭皮の血行を促し、「脳の掃除」がスムーズに行われる環境作りをサポートする可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、「ハーバルクリームシャンプー」です。
このシャンプーは、泡立たないクリームタイプ。
だからこそ、髪や頭皮への摩擦を最小限に抑えながら、指通りなめらかに、心地よく頭皮マッサージを行うのに最適です。
さらに、
高濃度酸素オイル配合
独自技術で開発された酸素オイルが、頭皮マッサージの効果と相まって、頭皮の血行をサポート。
これにより、脳に最も近い頭皮から、酸素や栄養が届けられやすい健やかな環境へと導き、「脳の掃除」が働きやすい状態を目指します。
厳選されたハーブの心地よい香り
ラベンダーやローズマリーなど、数種類の天然ハーブをブレンド。
そのナチュラルで深呼吸したくなるような香りが、バスルームを癒やしの空間へと変え、一日の終わりに心と体をリラックスさせてくれます。
頭皮と髪を健やかに保つ美容成分
10種類の自然成分と3種類の美髪成分が、頭皮環境を整えながら、髪そのものにもハリとツヤを与え、健やかな美しさを育みます。
毎日のシャンプーで頭皮を優しく丁寧にほぐし、酸素とハーブの力で心身ともにリフレッシュする。
それは、「脳疲労」を感じやすいあなたのための、手軽で心地よい新しいセルフケア習慣になるはずです。
「最近、頭がスッキリしないな」「なんだか疲れが抜けない」と感じたら、ぜひ一度、この「ハーバルクリームシャンプー」で、脳と頭皮をいたわるシャンプー体験をしてみませんか?
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