この記事は約3分で読むことができます。
美容家・根本 澪(ねもと みお)
美容業界歴26年。エステ・スパセラピスト、スキンケアメーカーのインストラクターを経て、現在はオンライン講座や商品開発、コンサルティング、セミナー講師として活動中。
アトピーや敏感肌の自身の経験と、延べ6,000人以上のカウンセリングから、肌・体・心を整える美容メソッドを構築。
「自分らしく歳を重ねる美しさ」をテーマに、一人ひとりに寄り添うサポートを行っている。
夏の終わり、頭皮と髪は紫外線で疲れています
8月も終わりに近づき、まだまだ暑さが残るこの時期。
実は頭皮と髪は、夏を通して浴びた紫外線ダメージがピークに達しています。
顔や腕には日焼け止めを塗っていても、頭皮は無防備なまま紫外線を浴びやすい部位。
その影響でバリア機能を支える「セラミド」が減少し、乾燥・かゆみ・炎症などのトラブルが起こりやすくなります。
セラミドといえば肌の保湿成分として知られていますが、髪にも存在し、美しいキューティクルを保つために欠かせません。
紫外線や摩擦でキューティクルが開くと髪内部のセラミドが流出し、水分保持力が低下。パサつきやごわつきが進み、秋になってもまとまりにくい髪や不安定な頭皮環境の原因となります。

頭皮のセラミドは、バリア機能の要
セラミドは皮膚の角質層に存在し、水分を挟み込み外部刺激から守る重要なバリア機能を担っています。
セラミドは皮膚(頭皮)の角層におけるバリア成分としてだけでなく、その代謝産物までが自然免疫の一翼を担っていることが明らかになっています※1。
これは、乾燥や紫外線で弱った頭皮環境の回復に直結する重要な知見です。
さらに、皮膚の保湿メカニズムと角層の脂質構造は切っても切れない関係にあり、頭皮においても同様にセラミドなどによる水分保持機能の補助が不可欠です※2。
しかし、夏の紫外線や汗、乾燥、シャンプー等の摩擦でセラミドは減少しやすく、顔のように美容液を直接塗って補修することも難しい部位です。
だからこそ、日々のシャンプーやトリートメントでセラミドを補い、バリア機能を回復させることが大切です。
*¹ 公益社団法人日本生化学会.セラミドとその代謝産物の皮膚における役割 .2017-04-25
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2017.890164/data/,(参照 2025-08-19)
*² 国立研究開発法人科学技術振興機構.保湿のメカニズムと頭皮ケア.2007-12-31
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902208967034756,(参照 2025-08-19)
髪のセラミド補修はキューティクルを守るカギ
髪内部のセラミドが失われると、水分を保てずキューティクルが開いたままになり、ツヤやまとまりが失われてしまいます。
キューティクルは髪の表面を覆う鱗状の層で、内部を保護し外的刺激を遮断する役割がありますが、セラミドが不足するとこの層が閉じにくくなります。
その結果、紫外線や摩擦などのダメージを受けやすくなります。
セラミドを補修することでキューティクルがしっかり閉じ、水分や栄養を内部に保持できる状態に。
さらに、閉じたキューティクルは光をきれいに反射し、髪に自然な艶をもたらします。
つまり、セラミドは髪の美しさと健康を土台から支える不可欠な存在です。


ハーバルクリームシャンプーで叶える、頭皮と髪のセラミドケア
そんな両方のケアを同時に叶えるのが「ハーバルクリームシャンプー」。
3種のヒト型セラミド(セラミドNP・AP・EOP)が頭皮と髪に浸透し、失われたセラミドをしっかり補います。
さらに高濃度酸素オイル(アボカド油)とカレンデュラや植物エキスが巡りをサポートし、うるおい成分を角質層まで届けやすくします。
加水分解ケラチンやフィトスフィンゴシンが髪のダメージホールを補修し、キューティクルをなめらかに整えます。
毎日のシャンプーを変えるだけで、頭皮も髪も“夏のダメージリセット”ができる。
それがハーバルクリームシャンプーの魅力です。
秋に向けて、うるおい満ちる頭皮と髪へ
夏の紫外線などの強い刺激で失ったセラミドは、放置すると回復に時間がかかります。
しかし、毎日使うシャンプーで補修と保湿を同時に行えば、秋口にはしっとりまとまる髪と健やかな頭皮へと整えることができます。
頭皮用美容液や複雑な特別ケアをわざわざ加えなくても、日々のシャンプーで効率的にセラミド補修が可能です。
日常の洗髪習慣そのものが髪と頭皮のうるおいを守り、次の季節への準備を自然に進めてくれます。
季節の変わり目こそ、毎日の習慣が未来の美しさをつくります。
今日から始めるケアで、秋には見違えるような髪と頭皮を手に入れましょう。
