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毎日欠かさず行うシャワー。
一日の終わりに汚れを落とし、リフレッシュできる大切な時間ですよね。
しかし、その何気ない習慣が、もしかしたら頭皮の乾燥を引き起こしているかもしれない、と聞いたらどうでしょうか?
「最近、頭皮がカサカサする」「フケが気になる」「髪がパサついてまとまらない」と感じている方、それはもしかしたら、使っているシャワーヘッドと関係があるかもしれません。
今回は、洗浄力の高いシャワーヘッドと頭皮の皮脂の関係、頭皮の健康を保つためのケアを解説いたします。

人気の洗浄力重視シャワーヘッド、その落とし穴とは?
近年、節水効果やマッサージ効果、そして毛穴の奥の汚れまでしっかり落とす高い洗浄力が魅力のシャワーヘッドが人気を集めています。
マイクロバブルやウルトラファインバブルといった微細な気泡を発生させることで、通常のシャワーでは落としきれない汚れまで洗い流せる、というのが人気の理由です。
しかし、この洗浄力の高さが、実は頭皮にとっては落とし穴となる可能性があるのです。
確かに、微細な気泡が毛穴の奥まで入り込み、通常のシャワーでは落としきれない汚れまで洗い流せるというのは、大きな魅力です。
しかし、その反面、必要な皮脂まで過剰に洗い流してしまう可能性があります。
頭皮の皮脂は、単にベタつきの原因となるだけではありません。
頭皮の潤いを保ち、外部刺激から守る大切な役割を果たしています。
この皮脂を落としすぎてしまうと、頭皮の乾燥、かゆみ、フケといった様々なトラブルを引き起こしてしまうのです。
皮脂の落としすぎはNG!頭皮と髪に及ぼす影響
皮脂を落としすぎると様々な悪影響が起こる可能性があります。
頭皮の乾燥・かゆみ
頭皮には適度な皮脂が必要です。
皮脂は頭皮表面を覆い、外部刺激(乾燥、紫外線、摩擦など)から守るバリア、そして水分の蒸発を防ぐ蓋のような役割を果たしています。
皮脂を落としすぎると、このバリア機能が低下し、頭皮は無防備な状態になります。
水分を保持する力も弱まるため、乾燥しやすくなり、かゆみを感じるようになります。
パサつき・ゴワつき
頭皮の皮脂は、髪の潤いを保つ大切な役割も担っています。
適度な皮脂は、髪の表面を覆い、キューティクルを保護することで、髪の水分が蒸発するのを防ぎ、ツヤとまとまりを与えてくれるのです。
しかし、皮脂を落としすぎてしまうと、この保護膜が失われ、髪は乾燥しやすくなります。
乾燥した髪は、水分を失い、パサつきやゴワつきといった質感の変化が現れます。
バリア機能低下で外的刺激に弱い頭皮に
頭皮の表面を覆う皮脂膜は、外部の刺激から頭皮を守るバリアのような役割を果たしています。
このバリア機能は、皮脂だけでなく、汗と混ざり合ってできる天然の保湿クリームのようなものです。
外部からの異物(細菌、花粉、ほこりなど)の侵入を防いだり、頭皮内部の水分が蒸発するのを防いだりする重要な働きをしています。
しかし、皮脂を落としすぎてしまうと、このバリア機能が低下し、頭皮は無防備な状態になってしまいます。
抜け毛・薄毛の原因にも
頭皮環境の悪化は、放置すると抜け毛や薄毛といった深刻な悩みにつながる可能性があります。
皮脂の落としすぎによって引き起こされる乾燥、かゆみ、炎症は、毛根に十分な栄養が行き届かなくなる原因の一つとなります。


今日からできる頭皮ケア3選
頭皮の皮脂を過剰に洗い流さないために、今日からできるケアをご紹介します。
シャワーの温度の見直し
洗浄力の高いシャワーヘッドを愛用している方でも、日々のシャワーを見直すことで頭皮への負担を軽減できます。
特に重要なのが、シャワーの温度です。
熱いお湯は、頭皮の潤いを保つために必要な皮脂を過剰に洗い流してしまいます。
さっぱりとした洗い上がりの裏で、頭皮は乾燥し、バリア機能も低下している状態です。
おすすめは38℃程度のぬるま湯。
この温度なら、汚れを落としつつ、必要な皮脂は残せます。
頭皮への摩擦は厳禁!正しい洗い方をマスター
シャワーの温度を見直すだけでなく、毎日のシャンプー方法も大切です。
特に、頭皮への摩擦は乾燥を悪化させる大きな原因となります。
ゴシゴシ洗いは頭皮を傷つけ、乾燥、かゆみ、フケを招く可能性も。
正しい洗い方は、指の腹で優しくマッサージするように洗うこと。
爪を立てたり、こすったりするのは避けましょう。
まるで赤ちゃんを洗うように、優しく丁寧に洗うことを心がけてください。
シャンプー選びで差がつく!洗浄成分に着目
シャンプー選びも頭皮ケアにおいて非常に重要なポイントです。
特に、シャンプーに含まれる洗浄成分は、頭皮への影響を大きく左右します。
市販シャンプーには様々な洗浄成分が使われていますが、注意したいのは高級アルコール系です。
ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどが代表的で、洗浄力と泡立ちが良い反面、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。
乾燥頭皮の救世主?ハーバルクリームシャンプーという新提案
乾燥に悩む頭皮におすすめしたいのが、「クリームシャンプー」という新しい選択肢です。
従来のシャンプーは、泡立てて洗うのが一般的ですが、クリームシャンプーは泡立てずに、頭皮と髪になじませて洗うのが特徴です。
そして、数あるクリームシャンプーの中でも、おすすめしたいのが、メルチェコレクションで販売している「ハーバルクリームシャンプー」です。
その理由は、厳選された成分と、頭皮への優しさにこだわった処方にあります。
酸素オイルによる血行促進
ハーバルクリームシャンプーには、高濃度酸素オイルが配合されています。
酸素には、頭皮の血行を促進し、新陳代謝を高める効果があります。
血行が促進されることで、頭皮に必要な栄養素がしっかりと届けられ、乾燥を防ぎ、健やかな状態を保つことができます。
また、頭皮のコリをほぐす効果も期待できます。
頭皮への優しさを考えた10種類のハーブ
カレンデュラ、ゼラニウム、ラベンダー、ローズマリーなど、10種類もの天然ハーブを配合。
それぞれのハーブが持つ抗炎症作用、保湿効果、フケ原因菌抑制効果などが、乾燥しがちな頭皮を優しくケアします。
美髪成分による保湿力
加水分解ケラチン(羊毛)、ゴマ、セラミドといった美髪成分が、髪の内部と外部から保湿。
キューティクルを補修することで、乾燥によるパサつきを抑え、しっとりとしたまとまりのある髪へと導きます。
セラミドは頭皮環境の改善にも役立ちます。
洗浄剤不使用で頭皮の乾燥を防ぐ
洗浄成分を使用せずにコメ油由来の美容成分が皮脂を浮かせて汚れを吸着します。
これにより、頭皮や髪に負担をかけず、乾燥を防ぎます。


健やかな頭皮で、自信あふれる美髪へ
今回は、洗浄力の高いシャワーヘッドと頭皮の乾燥の関係、そして今日からできる頭皮ケアについて解説しました。
毎日のシャワーの温度、洗い方、そしてシャンプー選びを見直すことで、頭皮環境は大きく改善されます。
特に、シャンプーは毎日使うものだからこそ、頭皮への優しさにこだわったものを選ぶことが大切です。
洗浄力の高いシャワーヘッドを使っている方は、なおさら、必要な皮脂まで洗い流さない、マイルドな洗浄力のシャンプーを選ぶことをおすすめします。
まずは、お試しいただけるサンプルボトルもご用意しておりますので、ぜひ一度、ハーバルクリームシャンプーの心地よさを体感してみてください。
健やかな頭皮と、自信あふれる美しい髪で、毎日をもっと輝かせましょう。

根本 澪(ねもと みお)
専門分野:スキンケア、カウンセリング、エステティック
クリックしてプロフィールを表示
・美容専門学校エステ科卒業
美容の基礎となる知識と技術を学び、エステティックの世界への第一歩を踏み出す。
・エステティシャン、セラピスト(18歳~22歳)
大手エステサロン、個人経営のエステサロン、ブランドスパにて実務経験を積む。
この時期、幅広い客層に対応し、多様なスキンケアニーズに応える力を養う。
・王道エステインストラクター(22歳~29歳)
大手エステ商材メーカーにてインストラクターとして勤務。
エステティシャンへの技術指導や商品知識の伝達を行い、業界内での経験と知識を深める。
・オールラウンドビューティーエキスパート(29歳~39歳)
株式会社ZIGにて講師、インストラクター、企画、営業、マーケティングといった多岐に渡る業務を担当。
この期間、美容と健康に対する深い理解と多角的なアプローチを駆使し、業界内での革新と成長に貢献。
特に酸素オイルのポテンシャルを深く掘り下げ、その知識を基に消費者への啓蒙、製品開発のサポート、販売戦略の策定に至るまで、業務の幅を広げながら美容概念の一新に努めた。
その結果、真の健康と美を追求する新たな基盤を築き上げ、業界における持続可能な発展に大きく寄与した。
・ライフスキンケアカウンセラー(40歳~現在)
豊富な経験と専門知識を活かし、フリーランスとしてスキンケアカウンセラーとして活動中。
一人ひとりの肌質やライフスタイルに合わせたパーソナライズされたアドバイスを提供し、多くのクライアントから信頼を得る。
・私の歩み
18歳から美容業界でのキャリアをスタートし、多くの方々の美と健康に携わってきました。
自身がアトピー、敏感肌、吹き出物、さらには老化といった肌の悩みを持つことで、試行錯誤を重ねながら、深い理解と対応策を学んできました。
これらの経験やたくさんの方のお肌の情報が今、さまざまなお悩みへのアドバイスやカウンセリングに生かされています。
流行に流されず、一人ひとりの体と肌に真摯に向き合い、自分に合ったライフケアを見つけるお手伝いをしています。
このアプローチは、「美しさは内面から」の信念と密接に結びついており、心と体の両方からのアプローチを重視しています。
・美の信念
スキンケアは、ただのルーティンではなく、自己表現と自己ケアの一形態であると考えています。
自分自身の経験を通じて、真の美しさとは何か、それを追求し続けています。